こんにちは。
HSPについて調べていくうちに、不安障害と似た症状だあるとわかりました。
どちらも不安感が強く、生きづらさを抱えている特徴があり、両者には重なる点が多く、どちらとも該当するという人がかなりいるそうです。
振り返ってみると、僕も不安障害の症状が出ていたのかな?と思い当たる節があります。
就活生の時に、「就職が決まらなかったらどうしよう」と不安に押しつぶされそうになり、本気で病院に行こうかと思ったほどです。結局行かなかったですけど、、、
その時不安障害について調べたんですが、過去のトラウマなどが影響しているそうで、僕の場合、小学校の時にテストで全て分からない問題が出て、パニックになった時があります。
これまで、テストは普通に7〜8割くらいは書けていたのに、その時だけ全く書けませんでした。ただ勉強してなかっただけなんですけど、、、(小学校なんて授業を聞いてなかった、、、)
おそらくその時に不安障害みないな症状になり、またパニックが起こるんじゃないかと思ってビクビクしてテストを受けていました。
テストだけじゃなくて、何かと不安で精神的に弱っていたと思います。
今はそんな症状は出てないんですけど、僕を含め不安に思う人や不安障害の症状が出る人って多いと思うんです。
そんな中、『HSPと不安障害』についての本に出会いました。
HSPと不安障害|高田秋和
この本を読んで、不安に感じやすい僕にとって有益な情報がたくさん書かれていました。
- 不安や落ち込みの原因は性格じゃない
- 脳内物質の特徴を知り、コントロールすることが大事
など、根本的に脳のメカニズムの問題であることが分かりました。
脳のメカニズムを知って、上手くコントロールできるようになれば、不安に怯えて生きていくこともなくなると思います。
それでは、この本を読んで印象に残ったことを話していきます。
不安や落ち込みの原因は性格ではない
この本を読むまでは、不安や落ち込みの原因って性格の問題だと正直思っていました。
実は脳内ホルモンの乱れだったんです
例えば
- 失恋した後に激しく落ち込み、うつ病になりかける人
- 家庭内暴力に悩みながら、相手と別れられない人
など少し極端ですが、前者だと
付き合っている相手と一緒にいる時に、アドレナリンやドーパミンなどの脳内物質が大量に出過ぎる場合があります。
そして、別れた反動で、脳内物質の分泌が一挙になくなるため、一種の「麻薬切れ」の状態になるわけです。
アドレナリンやドーパミンが出なくなったのが原因ってことですね、、、
後者だと
これは暴力を受けているときに発生した脳内物質が、相手がいないと切れることで、強烈な寂しさやうつの状態を引き起こすからです。
僕は今まで、漠然と「依存」しているからだと思っていましたが、その原因が性格とか体質とかではなく、脳内物質にあると知りました。
多分アルコール依存症とかもそうですよね、、、
これらの対策として、本書ではこう書かれています。
自分の判断は正しいと、長期的な目線で考えるのです。
「今の寂しいや苦しいや不安は、脳内ホルモンが出ていないためだ。今は普通の状態に戻ったのだから、しばらく我慢していれば必ず落ち着く。長い目で見れば、ああいう相手と一緒にいると人生まで無茶苦茶になってしまうのだから、私がしたことは間違っていない」
脳内ホルモンの使い方
「遠足」や「運動会」など楽しいときには
脳でアドレナリンなどの興奮物質が大量に分泌されます
一方、「面接」や「プレゼン」など人がストレスにさらされたときには
脳でノルアドレナリンという抗ストレス物質が通常よりも多く分泌されています
これらのホルモンは悪者扱いされがちですが
人が何か事を成すときには、欠かせない物質です。
いわゆる「火事場のバカ力」はこれらの物質が大量に分泌された結果、普段では出せない集中を生みだしそれによって体力も脳もフル回転するのです。
要は使い方次第ってことですね
大声を出すことでアドレナリンが大量に分泌され、普段以上のパワーが出てきます。
柔道などの試合などで「よっしゃ」など、気合いを入れているだけではなく、集中力を高めて、練習以上のパワーを出すためです。
脳内物質だったんですね〜
会議や面接とかの前で、一人で大声で「よっしゃ」と大声を出してから臨むのもありですね。
知っておくべき脳内物質5選
感情や体調には、脳内物質やホルモンが大きく関係しています。
不安や恐怖、気分変調などは脳内物質のコントロールが失われたせいで起こることがあると知っておきましょう。
ドーパミン
◯幸福物質
特徴 ・・・幸福感、モチベーションUP、集中力UP、記憶力UP
コントロール方法 ・・・「精神的な報酬」、褒めることです。「よくやったぞ、自分!」と大いに自分を褒める。ショッピングなど「自分のご褒美」を与える。
ノルアドレナリン
◯抗ストレス物質、脳のパフォーマンスを高める。
特徴 ・・・ 不安や恐怖と戦うために集中力UP、注意力UP、火事場のバカ力
コントロール方法 ・・・ 常に分泌されると、疲労し精神に支障をきたす恐れがある。深呼吸や瞑想、ぼんやりすることでコントロールする
アドレナリン
◯身体のパフォーマンを高める
特徴 ・・・ 分泌状況はノルアドレナリンとよく似ている。身体のパフォーマンスを高める。
コントロール方法 ・・・ 常に興奮、戦闘態勢にあると心身が疲れるため、適度な休息を保つことを忘れない
セロトニン
◯癒しの物質。うつ病に大きく関わる。
特徴 ・・・ 太陽光のある昼間に多く分泌され、夜間になるにつれ分泌量が減る。うつ病になると、朝になっても起きられなかったり、倦怠感を覚える。(体内時計のリズムの乱れが原因)
コントロール方法 ・・・ 朝に散歩するなど太陽の光を浴びること。ジョギングや音読、カラオケなどリズムに乗った運動。咀嚼によっても分泌されるので、朝食をよく噛んで食べる。
エンドルフィン
◯脳内麻薬、究極の幸福物質。
特徴 ・・・ 幸福感、集中力UP、免疫力UP、肉体的痛み・精神的な痛みを鎮める効果。
コントロール方法 ・・・ マラソン選手のランナーズハイなどはエンドルフィンによるものとされていますが、軽い運動や自分が癒しだと感じる行為をしても分泌される。脂っぽいものや辛いもの、チョコレートを食べることでも活性化する。
行動アイデア
- 自分を褒めて、ドーパミンを増やそう
- アドレナリン・ノルアドレナリンで「火事場のバカ力」を発揮しよう
- 気持ちが落ち込んだら、かまわず太陽の光を浴びに行こう
- 脳内物質を上手くコントロールして不安を消し去ろう
少しでも不安を減らし、楽しく生きていきましょう。
ありがとうございましたっ