自分軸と自己中は違う。

思考・哲学

こんにちは。

前回に引き続き、”自分軸”の考え方についてお話します。

自分軸とは、”自分の基準で生きている人”とお伝えしました。

でも、こういった疑問も出てくるかと思います。

それって結局、自己中じゃないの?

僕もそう思ってました。

自分のやりたいことをやろう!

この言葉は、聞こえは良いですが、

結局自分を中心に考えてるだけで、無責任だと感じる方もいると思います。

こんな人にオススメ

  • 自分軸で生きるのは悪いことだと思っている
  • 自分軸を自己中だと思っている
  • 自分軸と自己中の違いを知りたい

今回も『やりたいこと』の見つけ方の著者、八木仁平さんのブログを参考にしました。

結論、タイトルの通り「自分軸と自己中は違う」ということです。

この違いを知ることで、物事を客観的に見れるようになります。

僕の場合、

『ヘ〜そんな考えもあるんだね』と相手の意見を客観的に受け入れられるよになりました。

これは仕事だけでなく、日常の生活においても活かせると思います。

これだけを聞くと、内容がさっぱり分からないと思います。笑

具体例や僕の実体験の話も加えながら説明していきます。

では、さっそく内容に入っていきます〜。

 



自分軸と自己中の違い

結論:自分と他人を切り分けできているかどうか

八木仁平さんのブログを引用させていただきます🙇‍♂️

自己中な人は、「自分の考え=他人の考え」と他人と自分が混同してしまっている状態です。

同じ考えなんだから、自分の言う通りにみんな動いてくれると思い込んでいます。

自分軸で生きている人は「自分と他人は別の人間」だと認識できている。

自己中な人は「自分のために他人は動いてくれる」と認識している。

つまり客観的な視点がなく、自分と価値観や考えの違う他人が存在していることを理解できていない状態です。

泣いて親をコントロールしようとする、赤ちゃんのようなイメージですね。

どちらも自分の内側の「こうしたい!」と言う欲求を中心に生きている点は同じです。

けれど、

自分軸の人は「こうしたい!」と思ったことを「自分の行動で実現していこう」と考えます

自己中の人は「周りの人にも一緒に動いてもらって当然だ」と考えます

こんな風に違います。

参考:「自分軸」で生きている人と、「自己中」な人の決定的な違い

この文章に全てが凝縮されている気がします。

これはアドラー心理学で有名な「課題の分離」という考えです。

”他人をコントロールしようとしているかどうか”

赤ちゃんの例えがとても分かりやすいですが、

他人を自分の思い通りに動かせるはずがありません。

赤ちゃんはカワイイから許せる!

でも、人はどこかで「自分の考え=他人の考え」と思い込んでいて

相手にも自分の価値観を強要させようとします。

というか、それが良い(正しい)と思ってます。

『自分が良いと思うものを、相手も(自分が思ったように)良いと思う』と思い込んでいるんです。

まさに、自己中。

他人をコントールしようとしていますよね。

だから”自己中”だと言われるし、自分が”自己中”だとも気付かないんです。

”自分”と”他人”

しっかり切り分けをしていきましょう。

実体験

僕の実体験の話です。

これは、自分が自己中だと気づいた瞬間でもあります。

ーーーーーー

これは、父親にスマホの使い方を教えていた時の話です。

父親は、機械音痴で、文字を打つのですら面倒くさがるタイプです。

アプリの設定なども自分でできるわけがなく、自分でやってみようともしません。

困ったら、いつも母親が代わりにやっている状況でした。

👵:この説明何回もしたよね?

  パスワードも毎回忘れるけど、メモでもしたら?

👨:大丈夫、覚えたから。いいから早くやって〜

こんな調子です。

そして、母親に頼まれて僕が替わりにやる場面がきました。

僕は、

①パスワードを覚えるようにメモアプリに書くか、紙に書くように伝えた。

②それを代わりに作ってあげるのではなく、父親自身に作らせた。(そう伝えた)

今後も忘れないために、優しく伝えたつもりでした。

しかし、父親は

👨:見て覚えるから大丈夫。

僕は、少しカチンときて、メモを作らせる意図を伝えました。

僕:パスワードをメモしとかないと、また忘れるよ。

 そしたら、また周りに聞くじゃん。自分も周りも迷惑するじゃん。

 簡単だし、教えるから、自分で操作してみて。

👨:じゃあ、もういいやっ

僕:!?

まさかの逆ギレ。

そして、その後不機嫌になり、さらに文句を言われるしだいです。

これにはさすがに僕も感情的になってしまいました。

ただの親子ケンカ…🙇‍♂️

という話です。

ーーーーーーー

何の話やねん!?

・・・

その後のことです。

少し経ってから、よくよく振り返ってみると、僕にも悪いところがあったなぁと思い始めました。

どこかというと、僕の意見が正しいと思っていたことです。

言ってしまえば、『パスワードをメモアプリで管理することで、自分は上手くいったのだから、

父親も僕と同じようにやれば上手くいくはず』と思い込んでいたのです。

僕は、父親をコントロールしようとしてました。

自分の意見を相手に強要してました。

まさに、自己中の瞬間でした。

(父親からしたら、パスワードを作る意図だのメモアプリなど細かい話は嫌いだったのでしょうね。)

僕はこの時、「課題の分離」の意味というか、”他人は変えられない”ということに腹落ちしました。

その後は、

父親に対し感情的にあたることもなくなりました。

まぁ一向に父親は変わる様子はないですが、自分で気づく時を待ちましょう。😂

(八木仁平さんも自分で気づくしか(自己中を変える)方法はないとブロに書いてました)

自分と他人を切り分け、他人をコントロールしようとしない。

ワガママじゃなく、自分らしくいきしょう。

正義は人の数だけある

上記の父親とのケンカ話でも、

最初、僕は”間違っていない”

そう思い込んでました。

僕の考えが正しくて、父親の考えが間違っている。

でも、そんな判断をすること自体無駄なことだと気づいたのです。

漫画「ドラえもん」の名言から悟れる大事な事 | RENOTE [リノート]
(参考:ドラえもん)

僕の考えが、”間違っているor間違っていない”ということではなく、

正義は人の数だけある

ということです。

”みんな自分が正しいと思っている”

”人それぞれに自分の正義がある”

「間違っているor間違っていない」

で判断できないということです。

決めつけちゃ、いけないね。

この考えを知り、「課題の分離」の中の

自分と他人を切り分ける

という考えを深めることができました。

親子であっても”他人”。

ちょっと冷たい言葉に聞こえますが、”考え”の部分ではしっかり切り分けることが重要です。

僕はこの考えのおかげで、父親との関係も良好になり、

他人の意見も、受け入れやすくなりました。

『家族だから分かってくれるはず』

『親の意見は正しい』

このように思うこと自体が、自己中だったり、自己中な親の意見を鵜呑みにしてしまっているのかもしれません。

正義は人の数だけあるのだ〜

まとめ

  • 自分軸と自己中の違いは、自分と他人を切り分けできているかどうか
  • 他人をコントロールしようとしない
  • 正義は人の数だけある

近しい言葉として、

自分軸は『自分らしい、自己本位』

自己中は『自分勝手、ワガママ』

とされています。

両者の違いは、これまで述べた

自分と他人の区別ができているか

他人をコントロールしようとしてないか

の違いです。

自分らしく、自分本位に生きていきましょ。

ありがとうございましたっ。

参考:「自分軸」で生きている人と、「自己中」な人の決定的な違い

この著者のオススメの本↓