警察官を辞める一連の流れ。『退職願』は要らない?【体験談】

警察官

こんにちは。

今回は、僕が警察官を辞めた時の流れを説明しようと思います。

こんな人にオススメ

  • 警察官を辞めたいと思っている人
  • 「退職願・退職届」が必要かどうか迷っている人
  • 「まず誰に報告すればいいか?」分からない人

最初に言っておきますが、これは僕の場合です。

正直なところ、都道府県ごとに違いがあったり、その時の人事の方針で違ったりもします。

ただ、僕が辞めようと思った時にこういった情報がなかったので、「あったらいいなー」という思いで今回この記事を書きました。

辞める時は、めちゃくちゃ不安になります。

僕はその気持ちが非常によく分かるので、少しでも皆さんの不安を和らげることが出来ればと思っています。

少ない情報ではありますが、僕の同期や先輩、SNS(他県の元警察官)から集めた情報と僕の実体験をベースにしてあります。

僕の失敗談もあるので、興味がある方はぜひ読んでみて下さい。

では、さっそく始めます〜。



辞める一連の流れ

ざっくりと一連の流れを紹介します。(僕の場合)

僕は3月31日に辞めると決断し、1月中旬に上司に報告しました。

(ネットで調べると「引継ぎなども考えて、2ヶ月くらい前に伝えるのがベスト」と書いてあり、これを参考にしました。)

  1. 上司に報告「直属の上司(主任)」
  2. 1の上司と一緒に、さらにその上司(係長)に報告。
  3. その後は、課長や副署長、署長へと話が伝わる
  4. 課長から、再度聞き取り(相談)※ここで辞めることが正式に決定
  5. 課長から人事へ連絡
  6. 後日、本部に呼ばれ、人事の方から、聞き取り。その場で「辞職願」を書く
  7. 片付け(拳銃や手錠など備品を全て返す)
  8. 「退職日」が決まったことの連絡を受ける(人事 → 課長 → 僕)
  9. 片付け(引継ぎ書の作成、ロッカーの片付け、制服の切断など)
  10. 退職日に、署長から辞令の交付を受け、退職♪

このような流れになります

そして、僕の場合、上司に報告してから退職までは、、、なんと11日間

報告してから、あっという間でした。

上司に報告してから、仕事したのは次の当番の1回だけで、後は年休消化といった感じです。

正式に辞めることが決まってからは、すぐに片付けに入りました。

※警察アパートに住んでいる人だったら、引越しもあるので大変です。

そんなすぐに?と思うかもですが

僕の県?または人事の方針?で「辞める人が勤務につくのは危険。周りにも迷惑だ。」ということだそうです。

僕自身、確かにそうだなぁと思います笑。

警察官という職業柄、拳銃も付けているわけで、そんな気持ちのやつ(辞める自分)が現場に出るのは危険ですよね。

「頑張ります」と言ったところで、「どうせ辞めるんだし」という気持ちも絶対あるし、、、市民の立場からしてもなんか嫌ですよね。

正直なところ、やる気もなくなっていたので、早く辞めれて良かったと思っています。

引継ぎについても、1日もあれば終わる内容だったので…。

とにかく、退職日までに荷物を全て片付けます。

そして、辞令を受けた後は、お世話になった人に挨拶を済ませて帰宅です。

その後は、本部に行って(1回だけ)、警察の健康保険証を返却&退職金の説明&年金の説明などを受けて終了です。

ざっくりこんな感じです。

怒られることもありませんでした。

引き留めは少々ありましたが、ほとんどが「転職先も決まっていない状態で大丈夫か?」といった、今後のことを心配しての内容でした。

とにかく、あっという間でした。

第1報告は直属の上司

『最初は誰に報告すればいいの?』

これが一番悩むのではないでしょうか?僕も悩みました笑。

結論は、正解はない」です。

色々な人に聞きましたが、その人によって環境が違う(上司との関係が悪かったりする)ので、正解はないという意味です。

正直、辞めることを誰に言おうと関係ないです、、、どうせ辞めますから…。

副署長に直接言ったという人もいました笑(僕にはできない)

僕の場合は直属の上司(主任)に言いました

とても優しい方で、僕の相勤者でした。

僕は「辞めるまで後1ヶ月以上あるし、まだ勤務することも考えて(気まずくなると思って)、もうひとつ上の上司(係長)に言おう」と思っていました。

でも、周りに相談したところ

「上司(主任)と良好な関係が築けているなら、素直に最初に言った方がいい。いづれ話は伝わることだし、上司(主任)も、相談して欲しかったと思うんじゃないかな?」

と言われ、僕も納得して第1報は上司(主任)にしました。

※後で上司(主任)にこの経緯を伝えたら、「どっちでもいいわ」と言われました笑。考えすぎでした😂

上司(主任)との関係が悪いのであれば、係長や課長に直接言っても全然大丈夫です。

なんとでもなりますよ笑

「退職願」は出さなくてもいい

結論:出さなくてもいい

退職願い・退職届けの違い

退職願は、会社(あるいは経営者)に対して退職を願い出るための書類であり(ということは、却下される可能性もある)、退職届は、会社に退職の可否を問わず、自分の退職を通告するための書類です。

(出典:退職願と退職届の違いとは-マイナビクリエイター)

「退職願」自体、別に要らないってことですよね。

一般的には、会社側とトラブルになるのを防ぐため、「退職願」で辞めたい意思を伝えて、その後に「退職届」を出す。

でも、「退職届」をいきなり出しても、契約上2週間後に辞めることが認められる。(法的な見方)

といった感じですね

ちなみに、僕は出していません

上司に言った後に書こうと思っていたのですが、あっという間に話が進んでいきました。

しかも、「退職届」についても自分準備していません。

「辞職願?辞職届?」という形で、人事に聞き取りされた際に、書きました。

書いたというか、書かされたというか、、、笑

👨(人事):この通りに書いて下さい

:はい

こんな感じで、テンプレートみたいのがあるらしく、その通りに書きました。

「○月○日、自己都合のため、辞職したく〜」

2行ほどだったと思います笑

因みに、人事の方は若くて優しい人で、穏やかな雰囲気で話してました。(1対1ですよ笑)

とにかく、「退職願」や「退職届」については考えなくてもいいです。

上司に辞める報告をすれば、話は進んでいきます。

不安であれば、上司に報告した際に「退職願」を出せばいいと思います。

年休の使い方に注意

これは僕の場合ですけど、年休を無駄にしました。

1月中旬に辞めたいと言って、1月末に退職したので、後30日くらい(年休)残っていたと思います。😂

これは権利だから、強く主張して良いんですよ〜笑。

僕も「年休欲しいです」と強く言いましたが、「退職日はどうなるか分からない」とうやむやにされて、「退職日」だけ告げられた形になりました。

辞めた同期に聞いたところ、皆んな同じ流れでした。

たぶん、僕の県の場合(今の人事の方針?)であって、他県の人は年休をちゃんと貰えています笑。

正直、僕は早く辞めれた嬉しさが強くて、年休についてはあまり気にしていません。別に恨んだりもありません笑。

ただ、上手く使うとしたなら(アドバイス)

  • 直近で辞めた人に年休が貰えたかどうか聞く
  • 貰えないなら、辞めると報告する前に年休を使っておく

「あいつ、やたら年休使ってるな」と周りから白い目で見られようとも、動じずに使いましょう笑。

今まで仕事を頑張ってきたことで得られた権利なので、後ろめたさは感じなくていいですよ〜。

最後に

今回は、警察を辞める一連の流れを説明してきました。

その中でも僕は「上司に報告する『勇気』を持てるかどうか」で決まると思っています。

辞める覚悟を決め、勇気を持てたとき、堂々と上司に言えます。

勇気を出すかどうかで人生は変わります

応援しています

ありがとうございましたっ

警察官
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警察官を辞めて自分らしく生きると決めたヤツ。