警察官を辞める時に掛けられた言葉。転職組と非転職組による言葉の違い【体験談】

警察官

こんにちは。

今回は、警察官を辞める時に掛けられた『言葉』についてお伝えします。

なぜかというと、転職組と非転職組とで掛けられた『言葉』が全然違ったからです。

とても興味深かったので、記事にしてみました。

また、怖い課長から”ありがたい言葉”をいくつか頂きました。

とても心に響いたので、それについても紹介したいと思います。

転職組と非転職組とで視点の違いが見えてきますよ。

では、始めていきますっ。

転職組と非転職組による言葉の違い

まず前提として、

転職組とは「転職で警察に入ってきた人」

非転職組とは「新卒(高卒・大卒)で警察に入った人」

という意味です。

ちなみに僕は大卒です。

ご存知の方も多いと思いますが、警察には試験を受けるのに年齢制限があります。

都道府県によって違いはありますが、大体30代前半まで受けれます。(僕の県では33歳まで)

逆に言えば、30代前半までは誰にでもチャンスがあります。

警察官は、前職が何であろうと関係ありません。

全員(その期)が1から警察学校で学ぶことになるので、未経験大歓迎というわけです笑。

だから、意外と転職組が多いんですよね。

僕の期は、大卒50人くらいの中の4割(20人)は転職組でした。

今思えば、30歳代前半までならいつでも試験を受けられるという意味では、転職で入るという選択もアリだと思いました。

とにかく、警察官は転職組が多いということです。

すみません、話が逸れました。

それでは、僕が辞める時に、掛けてくれた言葉の違いについて話していきます。

転職組の言葉

  • 俺も転職組だから、気持ち分かるよ
  • 俺も転職組み〜、辞めるなら早めの方がいいぞ
  • 今何歳?20代でしょ?全然平気平気
  • 若い内なら、いくらでも変えが効くよ
  • 大丈夫、どこでもやっていけるよ!

こんな感じの言葉をたくさん頂きました。

結構驚きだったのが、転職組の先輩が多くいたことです笑。

「俺も転職組でさぁ〜」と言って、色々話してくれました。

共通して言えるのは、掛けてくれた言葉が『前向き』だったことです。

僕は嫌な事を言われるかとも思っていたので、とても救われました

とても感謝しています。

非転職組の言葉

  • まじ?次何するの?
  • 辞める理由は何?
  • 後悔しない?大丈夫?
  • 理由までは聞かないけど…頑張ってね
  • 辞めれるってすごいね(勇気があってという意味)

特に、辞める理由を聞かれたなぁと思います。

返答するのが、ちょっとめんどくさい部分もありました笑。

ーーーーーーーーーーーーーー

ここで思ったのが、転職組の人達は、転職した経験があるので言葉の深みあると感じました。

説得力が違うなぁと思ったのと、とにかく前向きな言葉を掛けてくれました。

これは僕の偏見ですが、転職組の人達は仕事に対して堂々としているというか、「芯」があるような方が多いように感じました。

おそらく、警察に入るのも相当の『覚悟』があっての決断だったからでしょう。

だから、言葉に深みがあるし、その人達から「大丈夫、頑張れ」と言われると、勇気が出ます。

転職組みの人は、転職する人の気持ちがよく分かるからこそ、言葉に深みがあるんだろうなぁと思いました。

”合わなかったから”やろ?

この言葉は、警視の上司から言われた言葉です。

僕はこの言葉に救われました

この上司は、感情が豊かで、めっちゃ褒めるし、めっちゃ怒るといった感じの方です笑。

僕は正直苦手なタイプでした。

この上司に僕が辞めることが伝わって、上司の部屋に呼ばれた時は”怒られる”と思っていました。

でも、そこで言われたことが

「警察、合わなかったんやろ。で、次は決まってるんか?」

僕は衝撃を受けました

皆んなが皆んな、辞める理由を聞いてくる中で、「合わなかったから辞める」という当たり前の理由を言ってくれた後、それ以上辞める理由を深掘ってきませんでした。

そうです、合わなかったから辞めるんです笑。

僕は感動しました。

その当たり前の理由を忘れていたんです。

真っ当な理由ばかり考えていました。

この言葉を聞いて、肩の荷が降りた気がしました。

この上司は、僕の将来の事を心配して下っていて、とても嬉しかったです。

苦手なタイプとか言って、すみません。

めっちゃ良い人でした。

そして、会話の中で上司も「転職組」だったことを初めて知ることになりました笑。

『合わなかったから辞める』シンプルに理由はそれだけ笑。いい言葉。☺️

”自分の人生を自分で楽しめれば勝ち”

この言葉は、辞職の辞令を受け、最後に僕の直属の課長から言われました。

課長は強面で、気軽には話し掛けづらいタイプ。

…僕の苦手なタイプです笑。

でも、課長は本音をズバッと言う方で、部下からの”信頼や人望”は誰よりもあったと思います。

年配の方でも、容赦無くズバッと言います笑。

それが図星過ぎて笑えるんですが、他の課長や、課長以上の階級の人でさえストレートには言わないことなんです笑。

確かに年配の方だから言いづらいこともあるのですが、僕の直属の課長はそこをズバッとストレートに言います笑。

僕はそれを見て、めちゃくちゃカッコイイと思っていました。

僕もこんな大人になりてぇと思っていました笑。

そんな上司からの言葉です。

人生は一度きりだからね

仕事なんて3割。24時間の内、8時間でしょ。

仕事が全てじゃない

大事なのは、自分の人生をどう楽しむか

自分の人生を自分で楽しめれば勝ちだよ

応援してるよ

あっ因みに俺も転職組だから、、、笑

by 課長

僕はびっくりしました。

正直、「おう、頑張れよ」とサラッと終わると思っていたのですが、まさかの人生論を語ってくれました笑。

しかも、めっちゃ笑顔でです。(強面なイメージしかなかったので)

「自分の人生を自分で楽しめれば勝ち」

この言葉を課長から聞けて、とても嬉しかったです。

ますますカッコイイと思いました笑。

僕も課長を見習って、本音をズバッと言えて、信頼や人望を得られるカッコイイ大人になりたいと思います。✊

最後に

僕は今回、転職組・非転職組を分けて意見を述べましたが、別に「転職組の意見は参考になる、非転職組の意見は参考にならない」と言ってるわけではありません。(そう聞こえていたら、すみません。僕のいち意見です。)

転職組の中にも「こいつ大丈夫かよ」と思う人もいれば、非転職組の中にも真っ直ぐな軸を持った人もいます。

この違いは、『その人が(人生を)経験してきた中で、どう考え、どう行動してきたか』だと思っています。

人は経験したことでしか分からない

僕はこの言葉が好きです。

だから、僕も警察以外の人生を歩んでみたい、それを自分で経験してみたいと思うようになったんです。

警察が良かったのか悪かったのか、それをどう思うかは、辞めてみて初めて僕が経験できることです。

経験したからこそ、分かる苦労や楽しさがあると思っています。

だから、人は経験したことでしか分からないと思うんです。

経験の数が人生の幸福度を表すとさえ言われています。

皆さんは色々な経験をしていますか?

僕はこれからも、たくさん挑戦して、色々な経験を積みたいと思っています。

ありがとうございましたっ

警察官
スポンサーリンク
警察官を辞めて自分らしく生きると決めたヤツ。