【不安が消えない人】自意識過剰を止めてみる

書評

こんにちは。

今回は、不安が消えない人へ「自意識過剰を止めてみる」という考え方を話していきたいと思います。

僕は自意識過剰です

みなさんは、自意識過剰という言葉にどのようなイメージがあるでしょうか?

  • 自分はカッコイイ=ナルシスト
  • 自分に意識が向きすぎて、周りにどう思われているか考える=周りの目を気にする

僕は完全に後者の方です

昔はナルシスト=”ダサい”、周りの目を気にする=”空気を読める人”だと思い込んでいました。

しかし、今は自分をカッコイイと思えることは自己肯定感が高い、自信に満ち溢れた人に見えます。

これこそ、カッコイイ人です。

自分に自信がある、良い意味の自意識過剰と周りの目を気にする、悪い意味の自意識過剰

僕はこれまで、悪い意味の自意識過剰に悩まされていました。

とにかく周りの目が気になる。なるべく人から避け、なるべく人と話さないようにしていました。(特に女性と話すのが苦手で、、、)

今は克服したわけではないですが、考え方を変え、行動を積み重ねることによって少しづつですが、苦手意識も薄れています。

『HSPと不安障害』|著者 高田 明和

今回も、高田明和著『HSPと不安障害』を参考に書かせてもらいました。

ただ、僕自身悪い意味の自意識過剰の持ち主として、僕なりの考え方や行動も話していきたいと思います。

それでは、さっそく始めていきます。

日本人の65%は不安遺伝子を持っている?

突然なんですか?と驚かれたかもしれませんが、少しお付き合いください。

そもそも日本人は不安を感じやすいということです

ここでは、科学的な追求はしませんが、簡単にいうと「日本人には、精神を安定させるのに寄与する脳内の神経物質=セロトニン(別名:幸せホルモン)の量が不足しやすい遺伝子の人が多い」というものです。

セロトニンの量を日本人とアメリカ人で比較すると

  • 「SS型」=不安を感じやすい人、「 LL型」=楽観的な人、「 SL型」=中間
  • 日本人の遺伝子 SS型は65%、 SL型は32%、 LL型は
  • アメリカ人の遺伝子 SS型は19% 、SL型は49%、 LL型は32

というデータがあります

日本人はセロトニンが不足している人が多いから、不安を感じやすい民族だということ。

セロトニンの量だけが原因かは分かりませんが、著者曰く「日本人は自己肯定感が低い民族であり、セロトニンがうつ症状や不安障害といったものに関係しているという説は有力です」と述べています。

確かに、日本人は『世界で一番「貯蓄している人」が多いのに、「お金の不安を感じている人」も多い』というデータがあります。

なぜか不安なんですよね、、、、(そういった不安の原因もこの本書で書かれています。)

ここで話を戻すと、日本人は遺伝子的に不安を感じやすい人、自己肯定感が低い人が多いってことです。

これを知った時、少しホッとしましたね。自分だけじゃないんだ、みんな不安に思っていたんだ、、、。

まずは自分だけじゃないと知ることです。

暗闇を見つめすぎると、その暗闇に飲み込まれてしまう

要するに、自分の中にある不安を見つめすぎると、その不安に飲み込まれてしまうことがあるのです。

例えば

嫌なことが起きたときに「やっぱりね」と思い、、、

次はどんな嫌なことが起きるだろうか、、、

とマイナスの出来事を集めてしまうんです

人は脳の仕組みとして、そいう情報を「集める」こと自体が快楽なのです。

マイナスなことを集めていくのではなく、プラスのことを集めていく。

では、マイナスからプラスにどう変換していくのか

次で具体的に話していきます

「自分なんかどうでもいいや」の思考

結論これです!

自意識過剰な人は、自分への関心が非常に高く、自分のことばかり考えている傾向があります。

  • こんな幸せなことが自分に起きるなんて、何かの間違いだ
  • 自分に何が起きたのだろう

などなど、いつも自分の内面ばかりに注目する傾向があります。

対策として、自分の今の状態やこれから先のことを考えてばかりいるのではなく、他者や社会に貢献するために自分がやるべきことを考え、それに集中、没頭することです。

例えば

  • 今の彼女(彼氏)との生活が壊れるのが不安だと思うのは、相手を大事に思っているから。それなら相手を愛すること、喜ばせることを考える。
  • 願いが叶って目標がなくなったというなら、なぜ、その学校に入りたかったのか、なぜその仕事に就きたかったのか、という最初に立ち返り、自分がやりたかった原点を見つけるのです。

自分のどこが悪いのかと自己反省するのではなく、またどこが足りなかったのかと自分の内面ばかりを見つめるのではなく、自分なんかどうでもいいと、自分を突き放し、もっと価値あること、仕事や愛する対象に自分を委ねればいい

自分なんかどうでもいいや」と「自分」というものを突き放すこと。

僕も、これにはとても共感できます。

つい自分のことに焦点を当て、自分が悲劇のヒロインのように考えてしまう。

納得です。意識が自分に向いてる。ベクトル(方向、矢印)が自分に向いている状態です。

意識を自分に向ける ・・・自意識過剰

意識を相手に向ける ・・・他者貢献、社会貢献

友人との話です

僕が恋愛で上手くいかなくて、自己反省していたとき

友人は「俺も失恋した時、自分をめっちゃ責めてしんどい時期があった。でもその時、自分のことを考えるのを止めて、相手のことや周りのことを考えるようにしたら、めっちゃ気持ちがラクになったよ」

と言っていました。まさにこれですね!

あなたの「不安や恐れ」の意識が自分に向いていませんか?

意識が自分に向いているなら、相手や社会に向けましょう。

僕も実践中ですが、ふと考えます。

あれっ今のこの考えって意識が自分い向いてるよね?あかん、あかん、周りに向けないと、、、

こんな感じです

ちょっとややこしいですが、相手のことを考えているようで、結局自分のことを考えているケースなんかもあるので(結局は意識が自分に向いてる)自分の本心を知り、意識のすり替えをしないようにしましょう。

行動アイデア

  • 自分の事ばかり考えるのではく、他者や社会に貢献するために自分がやるべきことを考え、それに集中、没頭すること。
  • この思考を、身体に染み付くまで繰り返し実践すること。

悪い意味での自意識過剰な人は、意識が自分向いています。

マイナスなことばかり考えると、自己肯定感も下がり負のループです。

マイナスをプラスに変える

まずは、自分の意識がどっちに向いているかに気づくこと。

そして、意識を他者や社会に向けることを繰り返すのみです。

それが出来れば、行動が変わり、そして未来が変わります。

ありがとうございましたっ

書評
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警察官を辞めて自分らしく生きると決めたヤツ。