警察学校は辛い?苦しかったこと3選【経験談】

警察官

こんにちは。

今回は3年前の記憶を遡って、警察学校のことについて書こうと思います。

最近放送されている「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜|日本テレビ」を観ていて、警察官の頃を懐かしく感じます。笑

約3年前のことになりますが、半年間缶詰状態で学校生活を送っていたわけですから、

簡単には忘れませんね笑。

警察に興味がある方に是非読んでもらえたら嬉しいです。

こんな人にオススメ

  • 警察官に興味がある
  • 警察学校は辛いのか知りたい
  • 警察学校の1日のスケジュールを知りたい

そもそも警察は情報発信自体を禁止していることが多く、こういった警察学校の情報も少ないと感じます。

別に法に触れるようなわけじゃないのに、そこまで規制する必要がどこにあるのかといつも思っていました笑。

入校してすぐに、LINEの友達自動追加の設定を変更、

Google検索の履歴などを見られた気がします。

検索履歴はちょっとビビりました。

ツイッター、インスタの投稿はしないようにと念を押されました。

警察という職業柄、仕方のないことなのでしょうか、、、。

実際、ツイッターやインスタを普通にやってる同期もいましたが、

何か注意を受けたわけでもありません。

たぶん最初だから強く言った感じです笑(脅し的な)

すみません、話が逸れました。

今回は警察学校について知りたいという方もいると思うので、

1日のスケジュールと僕が思う苦しかったこと3選をお伝えしようと思います。

少しでも参考になれば嬉しいです

では、さっそく始めていきます〜。

 



1日のスケジュール

  • 6:00 起床(チャイムが鳴る)
  • 6:10 錬成(警察体操、ランニング、朝から声出しは辛い)
  • 7:00 清掃(教官の許しが出るまで終わらない)
  • 7:30 朝食(10分程度で早食い)
  • 8:30 点検 (慣れてくれば週に1度に変更、アイロンチェックが厳しい)
  • 9:00~11:50 授業 (主に座学(法律、捜査、交通など〜))
  • 11:50~12:50 昼食 (10分程度で早食い、なぜかNHKをつける担当の人がいる)
  • 12:50~17:30 授業 (座学もあるが、武道や実践訓練が多め)
  • 17:30 夕食 (教官がいないので、いつもよりゆっくり食べる)
  • 18:00 自由時間(スマホも触れず、風呂入って友達と喋る)
  • 21:30 自習時間(教官が見回りに来るので、机に本を並べておく)
  • 22:10 点呼(翌日の連絡、毎回帽子を被っていく、靴下は何故か白)
  • 22:30 就寝(黙って目を閉じる)

だいたいこんな感じです。

お金をもらって勉強してるんですけど、学生の時とそこまで変わらない学校生活って感じです。

同期と仲良くなれるので、僕はすごく楽しかったです。

別に現場に出るわけじゃないので、気持ち的にも楽です。

警察学校は研修。本番は現場に出てからって感じですかね。

現場の緊張感とは全然違いますね。

※因みに

僕の県では、最初の1ヶ月は家に帰れません。

2ヶ月目から土日は家に帰れます。

スマホは毎週水曜日の自由時間しか使用できず、

最初の1ヶ月は全く使用できません。

『実家大好き、スマホなしでは生きていけない』という方にはちょっと厳しいかもしれません。😂

苦しかったこと3選

僕が思う警察学校で苦しかったこと3選の発表です。

テスト

テストが本当に嫌でした。

暗記、暗記、暗記。

とにかく暗記。

半年間で中間と期末の2回実施されます。

このテストで、上位5名が表彰され、1位は本部長賞がもらえて給料がUPします。

テストの成績=仕事の成績ってことです。

テスト内容が全て暗記なんですよ。笑

7〜8科目くらい(捜査・交通・警備・地域など)あって、全てが暗記。

👨:ここアンダーライン引いて〜

ここから〜ここまで。そっくりそのまま書いてもらえば100点だからね〜

本当にこんな感じです。

例えば、

「捜査について」だとすると

①意義②目的③必要な対応〜みたいな感じで大きく4〜5題ほど出されます。

捜査

犯罪に対し,捜査機関が犯人を発見,確保し,かつ証拠を収集,保全する目的で行う一連行為をいう。起訴前に行われるのが原則であるが,起訴後も可能である。現行刑事訴訟法上は,警察のほか,検察官も独自に捜査する権限をもつが,通常は警察官が捜査の実行にあたり,検察官は,これを受けて訴追活動を行う。

参考:捜査とは-コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E6%8D%9C%E6%9F%BB-89347)

👨:じゃあ、①の意義については黄色のアンダーラインのところね。②については〜

って感じで、とにかく暗記なんです。

回答用紙は白紙で渡されます。

ヒントになるところは、問題用紙の文言「捜査の意義について述べよ」だけ笑。

後は白紙に覚えていることを書くだけ。

※これはあくまで例題で、こんな感じのテストですよ〜ということです。(2019年時点)

僕にとっては本当に苦痛でした。

独り言でアウトプット、実際に書いてアウトプット。

テスト前の土日は、みんな寮の部屋に籠もって暗記してました。

なぜなら

👨:赤点だけは絶対にとるなよ。。。

と教官に言われていたからです。怖い。😂

赤点があれば補修があったり、卒業できない=退職みたいな噂も流れてたりして、みんなビビってました。

※補修はありましたが、卒業できないということはない(かな?)

僕はなんとか全教科書赤点は回避しましたが、A〜C評価ではCでした。

全部覚えるのは諦め、全教科6〜7割で絞ってやってました。

本当にギリギリでした。

暗記が得意な人は向いています。

全部ほぼ満点って人もいましたから笑(僕に言わせれば有り得ない😂)

時間厳守

これについては、マイペースの僕だからだとは思うのですが特に時間に厳しかったように思います。

5分前行動は当たり前。

授業と授業の合間が短くても、掃除で時間が伸びようとも関係ありません。

だから、廊下は常にダッシュ。

むしろ歩いてたら教官に怒られます。

時間設定おかしいだろう〜💢

といつも思ってました。

僕はマイペース人間だったので、移動はいつも集団の後ろの方でした。

みんなマジで早えぇ〜

といつも思ってました。

でも、遅れてしまったら連帯責任になるので頑張ってついて行くしかなかったんですよねぇ。😂

僕にはきつかった。

せめて、ご飯はゆっくり食べさせてくれ〜

声出し

これは常にです。

朝の一発目に「おはようございます〜」と全力で挨拶。

授業の最初に「お願いします〜」

授業の終わりに「ありがとうございました〜」

教官と廊下で会えば「お疲れ様です〜」

遠目で教官を見つけては「お疲れ様です〜」

違う教官に会っても「お疲れ様です〜」

その日に2度以上会った教官であっても「お疲れ様です〜」

教官室に入る度に「失礼します〜○○に用があって参りました〜」

全て敬礼つき。全力発声です。

正直、いかにして手を抜くか…みたいなところもありますが

大きな声を出さないとやり直しです笑。

特に僕は教官室に入る時に、教官に注目される中、

大きな声を出すのが本当に苦手でした。

避けるようにしてました笑。

とにかく「大きな声を出す」習慣に変わります。

まとめ

警察学校で苦しかったこと3選

  • 暗記のテスト
  • 時間に厳しい環境
  • 常に大きな声を出す

これらは、あくまで僕の場合です。😂

人によっては錬成の時間がどうしても嫌だと言う人や、

授業の武道(柔道・剣道)が嫌いという人もいます。

僕は朝から走ることは苦痛に思わなかったですが、

全体でいうと、朝の錬成が辛いと言う人が一番多いかもしれません。

警察学校で辞めていく人も10人以上いましたが、

「警察の仕事が合わないから辞めた」と思いますし、

「警察学校の生活が辛いから辞めた」という人はいないんじゃないかなと思います。

全員に理由を聞いたわけではないので分かりませんが…。

警察学校は心配しなくても大丈夫。

正直なんとでもなります。

同期もいっぱいいますし、楽しいですよ。

大変なのは現場に出てからです〜👨

おわり。

※3年前の情報ですので、参考程度でお願いします。🙇‍♂️

警察官
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警察官を辞めて自分らしく生きると決めたヤツ。