こんにちは。
今回は、今話題の『繊細さん』の本を読んでみたので、その感想を記事にしたいと思います。
〜 『「繊細さん」の本』|著者 武田友紀(飛鳥新社) 〜
ちなみに、この本を読んで見ようと思った理由は、日曜日に放送さている松本人志のワイドナショーで「繊細さん」の事が取り上げられていて、その時『自分って繊細さんじゃん』と気付き、「繊細さん」について詳しく知りたいと思ったからです。
では、さっそく始めていきます〜
「繊細さん」とは、生まれつき感受性が強く敏感な気質を持つ人のことです。後で詳しく説明します。
- 自分って「繊細さん」かも!?と思っている人
- 「繊細さん」について詳しく知りたい
- この感覚って自分だけなの?と思う人
こんな人におすすめです
この本の中に「繊細さん」に当てはまるかどうかの23の自己テストがあり、自分は15個当てはまっていました。
ちなみに、12個以上当てはまると「繊細さん」だそうです。(ただ個人差があり、極端にその感覚だけ「繊細さん」みたいな事もあるそうです。)
ということで、私も一応「繊細さん」に該当するとして、特に23の自己テストで「わかる〜」と思ったのが
- 他人の気分に左右される
- 短期間にたくさんの事をしなければいけないとき、混乱してしまう
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
「え?これ当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、「繊細さん」は「繊細さん」じゃない人(非・繊細さん)よりも、その感じ方が強いとのこと。
中には診断テストでひとつも当てはまらない人もいるそうです〜(番組に出ていた指原さんとか…)
この本を読むと、「繊細さん」にとって、自分が「繊細さん」であると知れて楽になると思いますし、「繊細さん」である事を活かせば、人生を好転させる事も出来ると思います。
非・繊細さんにとっては、「こんな人がいるんだ」と知れるだけで、今後の繊細さんへの対応も変わってくると思います。(繊細さんは、些細な気遣いも見逃しません。好印象を与えられると思います。)
それでは、この本を読んでの感想を簡単に書いていきます。
自分の意見も入れてますが、あくまで持論ですので「この人はこう考えるんだ〜」ぐらいでスルーしてくださいお願いします。
『繊細さん』の本を読んで気付いたこと3つ
- 5人に1人は「繊細さん」
- 自分を変えず、自分に合う環境に変える
- 「繊細さん」って最強!?
結論から言うと、この本が伝えたいことは、タイトルにあるように
繊細さんは、自分のままで元気に生きれる
ということです。ちょっと抽象的な表現で分かりにくいと思うので、自分なりに説明すると
- 自分の敏感に感じやすい部分を知る(繊細なところを知る)
- それを受け入れる(ここで、変えようとしなくていい。)
- 自分に合うように変える(合う環境を選んでいく)
- ストレスが減り、生きやすくなる
- 「いいもの」に目を向け、幸せを感じやすくなる
こんな感じです。分かりづらいですね。
とにかく、繊細さんという気質を活かせば、誰でも幸せに生きれるということです。(自分が幸せだと思えば、それは幸せです)
それでは、上記の3つの気付きを紹介したいと思います。
5人に1人は「繊細さん」
繊細な人が持つ「繊細さ」は、HSPといわれるもので
「職場で機嫌が悪い人がいると気になる」
「人と長い時間一緒にいると、疲れてしまう」
のように、生まれつき感受性が強く敏感な気質を持つ人のことを言います。
以前までは「敏感すぎる人」と言われていましたが、この著者の武田さんが「繊細さん」と言い換えた事で、親しみを持つ人が増え、HSPという言葉も浸透していったと思います。
確かに、「敏感すぎる人」と言われるとネガティブな印象を持ちますよね。
繊細さんの「感じやすい」気質は、長らく「気にしすぎ」「真面目すぎる」など、個人の「性格」によるものだと誤解されてきました。
ところが、エイレン・アーロン博士が行った調査により、「生まれつき繊細な人」が5人に1人の割合で存在することがわかってきました。
繊細さは、背が高い人もいれば低い人もいるように「ただ繊細に生まれついた」という気質に過ぎないということです。
しかも、5人に1人が繊細さん。以外に居るんもんですね。
自分はこれまでHSPという存在を知りませんでした
- ネガティブな人と一緒にいると気持ちが引っ張られる
- 大勢の人が集まる場所に行くと、なんだか疲れやすい
- 気を遣い過ぎて人に頼み事ができない
など、これらが性格ではなく、気質だと知ってなんだか楽になりました。
後にも書きますが、仕事とかで苦手な事をしないようにした結果、ストレスが減ったんですけど、この根本にあったのが気質の部分だったと知れて、府に落ちたと言いますか、楽になりました。
「繊細さ」は性格じゃなくて、気質です。
しかも、5人に1人も居るんですよ。自分だけじゃない。
繊細さんの感覚と非・繊細さんの感覚は全然違います
繊細さんにとって当たり前に気付くことが、非・繊細さいには気付かないかもしれません。
そして、その感覚が非・繊細さんには分からないそうです。
まずは、このことを知りましょう。
自分を変えず、自分に合う環境に変える
HSPの事を理解したら、次にやるやるステップです。
自分を変えず、自分に合う環境に変える
自分が思うに、これがめっちゃ重要です。
ほとんどの人が知っただけで終わるか、自分を変えようとするんです
- 周りの人より仕事が遅いな、もっと早くしないと…
- 自分はひとつの事しかできないな、もっと周り見て効率良くしないと…
- 真面目過ぎるから、もっとシンプルに考えないと…
以前の自分はそうでした…。
自分が苦手なことだから、克服しようと思ってしまうんです。
別に悪いことではないんですが、めっちゃしんどいです。
楽しくないので、全然成果が上がりません。
ストレス溜まりまくりです
「繊細さ」は気質です。変えようとしなくていいんです。変わらないです。
身長が小さい人が大きくなれますか?(…大人でですよ)
自分を変えようとせず、受け入れる。
そして、自分に合う環境に変えていけばいいんです。人生めっちゃ楽になりますよ。
自分の経験談ですが、以前の仕事で苦手な事から逃げるようにしました。
本に出てくる具体例が、自分の経験と同じだったので紹介します。
電話に出ない
自分の仕事の話です
仕事のひとつに電話対応があり、自分の仕事をしながら電話に出なければいけません。
しかし、これは自分が絶対取る必要はなく、何故か若手だから最初に取るのが当たり前というルールみたいものがありました。
自分は電話が苦手です。しかも、自分の目の前の仕事にも集中できなくて(電話対応のせいで集中力が切れる)、電話が鳴るたびにストレスを感じていました。
そこで、自分は電話が苦手だと気付いて「なるべく電話に出ない」「自分が仕事をやっている時は出ない」と決めました。
そしたら、気持ちが楽になって、自分の目の前の仕事に集中してできるようになりました。(仕事が早く終わるようになったかな…?)
ここで思ったのが、自分が電話に出なくても、何も問題がなかったということ。誰かが取るし、誰かに怒られたりもしてません。
「え?取らなくていいんだ」って思いましたね。自分で勝手に決めつけていただけでした。
別に電話に出ることがそんなに苦じゃない人もいると思うんですよ…多分。
確実に自分よりは苦と思っていない人がいるし、その人に頼ることにしました。
ストレスを感じて、自分の身体を壊すぐらいなら「電話に出ない」ことぐらい大きな問題ではないです。
断る、そして人に頼る
これも仕事の話です
自分は仕事をよく頼まれ(雑用とかも…)、頑張れは出来そうだったら全部受けていました。
断ったら相手に申し訳ないという思いもあり、断る事が出来なかったのです。
まぁ当然ストレス溜まりますよね。休み無くなりますよね。
このままじゃヤバイと思いました
だから、「極力仕事を受けないように逃げる(言い方わるいですが、雑用とか、自分がやるべきじゃない仕事とかですよ…)」「周りの人にお願いしてみる」ようにしました。
そしたら、電話の時と同じ状況ですが、何の問題も無い訳ですよ。自分じゃなくてもいい。相手からしたら、頼めちゃったラッキーって思ってるだけですよ…多分。
人にお願いしてみるっていうのも案外普通に通るものです。
「え?簡単!いいの?」って感じです。
自分に置き換えてみるとそうなんですが、頼まれたら「いいよー」って言いますよね。
全部自分でやらなくていい、小さな事なんか全部やっていたら疲れるだけです。
本書の中でも「ちょっとお願い」という言葉を多用しようと言ってます
全力で人に頼ってみましょう
このように、自分の苦手なことや嫌なことから積極的に逃げましょう。
そして、自分に合う環境に変えていけばいいんです。
逃げるってネガティブなイメージですが、結果的に自分の苦じゃない事に集中できて効率がめっちゃ良くなります。
繊細さんは、周りに気を遣い過ぎなんです。
- 断ったら、相手が困るだろうな
- 自分のせいで怒っているのかな
など、色々考え過ぎてしまいます。
でも、案外聞いてみたら全く関係の無いことで怒っていたり、断っても全然平気だったりします。
あんまり考え過ぎず「とりあえず」やってみましょう
「とりあえず」って言葉、本の中で魔法の言葉と書いてありました。
自分もとりあえず、ブログやってみました。
「繊細さん」って最強!?
この本を読んで、自分が思うに「繊細さん」って最強だと思います。
これまで「わるいもの」を敏感に感じやすいように言ってきましたが、「繊細さん」は「いいもの」も「わるいもの」も両方感じやすいのです。
だから、「繊細さん」は「非・繊細さん」より「いいもの」に気付き、深く味わうことができます。
=幸せを感じやすいと自分は思うんです。
本書では
カフェでお会計するときに、レジ横にハロウィンのかぼちゃやクリスマスツリーなど、季節に合わせた雑貨が飾られれいるのを見て、お会計のときにほっこりする。
繊細さんは、人々が込めた思いや小さな仕掛けに気付き、上手に受け取るのです。
自分の例でいうと
自分は大勢の人が集まる場所に行くと疲れやすく、一人でいる時間が好きだという事に気付きました。
自分の部屋で、好きなマグカップでコーヒーを飲みながら本やYouTubeを見れるだけで幸せです。
因みになんですが、大勢の人が集まるところが嫌いと思われがちですが、疲れやすいというだけで、全然行きますし好きです。ただ、疲れやすいので、帰ってきたら一人の時間を作って心と身体の充電をしたいだけです。
スポーツも好きです。好きな仲間と練習するのが好きです。ただ、苦手な人達とは好きなスポーツでもやりません。
自分に合う環境を選んでいく。コントロールしていく感じです。
話が少し逸れましたが、苦手なことや嫌な事は避けて、好きな事をやった方がいいです。
「繊細さん」は敏感に感じる苦手センサーで嫌いなものを避け、好きセンサーで好きなものをキャッチし、小さな幸せを感じることができます。
これ、最強じゃないですか?
「繊細さん」にネガティブなイメージはもうありません。
行動アイデア
行動アイデアをまとめておきます
- 苦手なこと嫌なことから全力で逃げる
- 「ちょっとお願い」と人に頼んでみる
- 小さな幸せを感じる時間を増やす
最後に、著者武田さんはこうおっしゃっています。
繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音ー「こうしたい」という思いを、何より大切にすることです。
本音で生きるー
嫌いなものを嫌いという
とても勇気のいることだと思います
自分も勇気がまだまだ足りません
勇気勇気勇気勇気、勇気を出そう!
ありがとうございましたっ