失敗の経験が一番の学び|先輩に教わったこと【指導論】

体験談

こんにちは。

最近、ツイッターやYouTubeを見て自分に響いた”言葉や考え方”などをWordに書き込むという作業にハマっています。

完全にノウハウコレクターですよね笑

特に見返しもしないのに、いつか自分のためになるんじゃないかと思って集めています。

結局情報を集めたところで行動しないと意味がないと分かってはいますが、楽しいのでやってしまいます笑

今もブログを書き始ようとパソコンを開いて、早3時間が経ちました。

時間も無くなって来たので、書き始めます。

今日は僕がふと思った、”失敗って一番の学びだなぁ”と思う瞬間があったので、そのことについて話したいと思います。

これは実体験を踏まえ、僕の尊敬する先輩が教えてくれたことなんですけど

自分が指導する立場になったら使おうと思ったので紹介します

大事な書類でミスした話

警察官当時の失敗談です

警察官は書類を作成することが多く、訂正があったりすると更に報告書などが増えていきます。

また、相手に署名してもらう書類などは自分では訂正できなくて、改めて再作成する必要があります。(作り直してから再び訪問しないといけない、、、)

そのため、自分のミスで相手に時間を取らせてしまうことになるので、確認は入念に行っています。

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警察官になって2年目で仕事を少し覚え始めた頃の話です

尊敬する先輩と相手の署名を貰いに行くことになりました

その時、自分が書類を作成したんですが、書類の一箇所で分からないところがありました。

言い訳ですが、書く書類が多く、”自分が書くべき箇所”or”相手が書くべき箇所”なのかゴッチャになることがあります。

今でも、自分が経験していない書類では分からないことが多々あります。

:ヤバイっ、、、忘れちゃったよ。思い出せ、思い出せ、、。

先輩:どうした?

(僕はダメもとで先輩に聞いてみることにしました)

:これって相手にもらうんでしたっけ?

先輩:どっちやろな、、笑

:ですよね…笑

この返事が返ってくることは容易に想像できました。

なぜなら、その先輩はいつも教えてくれないんです。

「自分で考えろ、調べろ!」といつも言います。

最初は「ムカっ」としたのですが、今ではその先輩のおかげで自分で調べる癖がついて、知識がついた実感もあります。(勉強しないとすぐ忘れますが、、、、💦)

これが日常茶飯事だったので、いつもなら教えてくれないと思いながらも、今回は僕がミスると相手に迷惑をかけてしまうのでさすがに教えてくれると思い、、、

:すみません、思い出せません。因みに僕は〇〇な理由で、こっちだと思うんですがどうですかね?

先輩:どっちかな、自分が思う方書いてみ!

:え?まじですか、、、。間違えたらめんどくさいことなりますよ、、。

(正直に言いました笑。先輩も分かって言っているのですが、、、)

先輩:いいよ、失敗も経験だよ。「〇〇さん(相手の方)、ちょっとコイツのために教えてやりたいので、少し時間かかりますがいいですか?ごめんなさい、、笑」

(相手はすごく良い人でした。たぶんそれも分かって言ってたと思いますが、、、。)

:マジですか、いきますよ、いきますよ、、、。

(めっちゃ緊張しました、本番ですからね笑)

結果、、、、

先輩:残念ー笑。

:まじっすか、すみません。

(間違ってもいいとは言ったけど、流石に申し訳なさが出てきました。)

作り直しのため戻ろうと思ったのですが、、、、、なんと先輩がもう1枚予備で準備していたんです。

そのため、時間もそんなにかかることもなく、無事終わりました。

帰りの車の中で

:すみませんでした

先輩:これでもう間違えることないやろ笑

これは本当にその通りで、たぶん成功してたらここまで鮮明に記憶に残ってなかったと思います。

僕はこれ以降、この書類で間違うことはなくなりました。(今のところ)

だって、その書類を見るたびに、間違えた”あの瞬間”を思い出すからです。

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同期や後輩で、その書類で迷っている人を見ると、「自分はあの失敗があったから分かるんだよなー」

と感じます。失敗の経験が一番の学びですね。

これも全て先輩が、”自分で考えること”や”経験の場”を作ってくれたからだと思います。

流石っす先輩、という話でした。

まず自分で考える

この先輩の指導で良いと思ったのが、自分のアタマで考えさせることです。

何だかんだ、聞かれたら簡単に教えていませんか?

よく指導している人を見ると、親切丁寧に教えています笑

中には、自分で考えたり調べたりした方が学びになると伝えた上で、教えています笑

はっきり言って、自己満足か間違われると結局手間が増えるからなどの理由だと思いますが、、。

本当に相手のことを思うのであれば、自分で考えさせることが一番の学びであり、指導として本質的な部分だったりします。

余談ですが、昔、僕が教育実習生として指導していただいた先生の教えに

  ”本当に教えたいこと”は、”教えない”

  導いてあげる

と言っていました。

答えを教えるんじゃなくて、ヒントを教えるって感じですね。

教わるより、自分で考える。これが一番の学びってことです。

やっぱり自分で考えないと頭に入りませんよね

考えるその行為自体が学びになります

人に言われてやったことって、ミスしても人のせいにするだけですから。

受け身な人と積極的な人とでは、成長のスピードに違いが現れるのはこのためです。

先輩の話に戻りますが、先輩と議論することもよくありました。(議論というか僕が言い訳をぶつけてただけですが、、、)

先輩はいつも「お前はどう思った?どういう理由でそれをした?」

と僕の意見や考えを聞いてくれました

たまに反論したら、正論を浴びせられて何も答えられなくなるんですけど笑

とにかく自分でまず考える。そして、分からなけば自分で調べる

これを教えていただきましたね

環境を作ってあげる

今思うと、先輩には”学ぶ環境”をつくってもらっていたなと感じます。

  1. 調べる、考える時間(機会)
  2. 本番での経験

1.調べる、考える時間

先輩は一般的な知識とかでも、あまり教えてくれません。自分で調べろと言います。

でも、このおかげで、分からないことをすぐスマホで調べる癖がついたんです。

しかも、「すぐ調べて良いよ」とその場で時間もくれます。

後で調べようと先延ばしにしたら、忘れますよね笑

また、ちょっと時間のかかる問題だと、「俺が〇〇に行って帰ってくるまで調べといて!」と時間を与えてくれます。

2.本番での経験

たぶんやったことないことは全部やらせてもらいました

練習じゃなくて、本番でです。(ミスしても直しがきくやつですけど、、、)

先輩自身、本番での経験(失敗も含め)が一番の学びになると思ってたからだと思います。

10回の練習より1回の本番(の経験)の方が覚えます笑

正直、先輩の時間はかなり奪ったと思います。先輩がやれば一瞬で終わる書類を、「やったことがないから」という理由で自分に回してくれました。(僕にとっては試練ですけど、、、笑)

たまに、後輩に仕事をぶん投げたり、なんの助言もせずただ見ているだけみたいな人もいますけど、それは違うと思うんですよね。

仕上がるまで、フォローもしっかりしてくれます。

上の失敗談いうと、相手方に先に謝っておいて失敗しても良い環境を作ってくれていたこと。しかも、予備まで準備してくれていた、、、。

今思うと、こういった環境を与えてくれていた、そしてフォローもして下さったていたなぁと感じます。感謝感謝です。

先輩から学んだ指導論

  • 自分のアタマで考えさせること
  • 学びの環境を作ること
  • フォローをすること

この3つですね。僕も指導する立場になったら実践していきたいと思います。

実体験を踏まえ、失敗の経験が一番の学びだと僕は思います。

そして、その経験ができたのは、先輩が上記3つの指導を踏まえ、”失敗してもいいチャレンジの場”を作ってくれたからだと思います。

まとめ

  • 失敗の経験が一番の学び
  • 指導する側は”チャレンジする場”を積極的に作ってあげること

やったことないことにチャレンジしよう

主体的にやるだけで学びになるし、失敗しても経験になる。

成功しないことはあっても、成長は確実にします

先輩ありがとうございましたっ

ではっ