こんにちは。
僕は3年間やっていた警察官の仕事を先日辞めました
そこで、今回は「警察官を辞めた理由」についてお伝えします。
こんな人にオススメ
- 警察官を辞めたい人
僕は”辞めたい”と思いながら、3年間続けました…。
正直、3年も続けなくてよかったのでは?
どこかで”3年”を節目と思っていました。
でも、正直に言うと辞める勇気がなかっただけです笑。
警察官を辞めたいと思っているあなたへ、僕の意見が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、さっそく始めていきます〜
結論
結論:今の仕事をあと40年続けることは無理だと思ったから
僕が警察官を辞めた理由を一言で言うとこうなります
これだとだいぶ抽象的なので、「続けれないと思った理由」を僕なりに3つに絞って、具体的に話していきます。
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少し余談ですが、僕が警察官を辞める理由を考えるためにやったことを紹介します。(転職にも役立ちます)
「何で今の仕事を続けることは無理だと思った?」
このように、ひたすら自分に問いかけていきます
すると、自分の中で「今の仕事に対する不満」が出てきます。
辞めたいと思うからには、それなりの理由や原因が必ずあります。
だって、今の仕事に満足している人が「辞めたい」と思うはずがないですから笑。
その理由を探すんです
価値観に近いものですね
探っていくうちに、自分ってこれ(価値観)を大切にしてたんだと気付かされます。
それ(価値観)を見つけることが何よりも重要です
この価値観を見つけることで
「僕はこれがやりたかったから、今の仕事に不満を感じるんだ」
と思ったり、逆に
「あれっ?別に転職しなくても、やり方しだいで現職でもできるのでは?」
となったりします。
僕はこの価値観を持たないまま、漫然と仕事していることに悩んでいたのかもしれません。(「将来への不安」「自分はこのままでいいのか?」)
ここで伝えたいことは「自分の中にある価値観を探そう」ということです。
自分の価値観を見つけると、仕事探しがグッと楽になると思います。
嫌な理由、辞めたい理由の中に必ず自分の本音が隠されていますよ〜。
警察を辞めた理由
- 仕事内容に不満
- 警察官という看板が重荷
- 働き方に不満
上記の3つになります
僕は正直「自分に警察官は向いてないのかな」という気持ち(違和感みたいなもの)は、入った当初からありました。
そして約1年前に「辞めよう」と決意し、そこからブレずに1年が過ぎました。
(どこかで「警察官を続けよう」という意思が芽生えるかと期待してましたが、出てきませんでした笑)
1つずつ説明していきます
仕事内容に不満
警察官の仕事の本質とは
『マイナスを消す仕事。悪い人を見つけ出す仕事。人を疑う仕事。』
当たり前ですが、警察官は悪いやつを捕まえるのが仕事です。
この部分が、僕の中でどうしても気持ちが前に進まなかったんです。
積極的にやっている同期や先輩を見て、僕は「あんな風にはできないなぁ、すごいなぁ」と思っていました。
「やる気がない」と周りに思われても仕方ないと思います。
👨:今日も違反者を捕まえないといけないのかぁ、、、
↑こんな気持ちで毎回出勤していたら、心がギューっと締め付けられるような、「虚しさ」みたいなものを感じるんです。(上手く表現できませんが…😂)
こういうことを言うと、「考えすぎ」とか「仕事なんて楽しいものじゃない」と周りから言われることもあります。
上司に言ったときは「そんな仕事ばかりじゃないよ、警察の仕事でも違う道もあるよ」そう言ってくれました。
確かにその通りだと思います。とても優しい上司でした。
でも、僕は嫌なんです笑。
たぶん性格の問題だと思いますが、僕は自分で納得して仕事をやりたい。
「そんな甘い話があるか」そう言われるかもですが、僕は後悔するよりはいいと思っています。
警察官の仕事の本質が「悪いやつを捕まえる」ことである以上、この環境で仕事していくのは厳しいと感じました。
(素直に、この先40年、気の進まない仕事をやり続けることが無理だと思った。)
僕は仕事をもっと前向きに、やるからには良い評価も受けたいと思っています。
その点において「やる気がない」というのは致命的だし、「悪いやつを捕まえる」ことで高い評価を受けるこの環境が自分にとって「合っていない」そう思いました。
これは域警察をたった3年しか経験していない僕のいち意見です、、、。
(必ずしも「悪いやつを捕まる」仕事だけではないです。例えば交通の事故係とか相談係とか色々ありますし😂)
僕の中ではこの仕事内容の部分が、辞める決意をした大きな要因になりました。
警察官という看板が重荷
これは当たり前の話なんですが、僕にはとても息苦しかったです。
ご存知の方もいると思いますが
- 県外旅行のために届け出が必要
- 事故などを起こすと署に報告
- プライベートで容易に仕事の話ができない
実際に破ったからと言って辞めさせられるわけではないですが、後々問題になります笑。
上記3つの説明をすると、
一つ目は、所在の確認という意味で、現在地を知らせておく必要があります。
休日に呼び出される可能性もあるわけで、届出せずに『今県外にいるので行けません』は通用しないんです。
何かあったらすぐ駆けつける。それが警察官というものです。(かっこいい〜)
二つ目は、警察官が事故を起こすと詳しく調べられます。こちらに非がある場合はお叱りを受けます。
警察官は事故を起こさないように指導する側の立場ですから、仕方のないことです。
気をつけてね〜
三つ目は、飲み会とかで仕事の話をして第三者にチクられでもしたらアウトです。「〇〇の違反者が〜」など言ってはいけません。
守秘義務がありますからね。
とにかくプライベートでも「警察官」であることに、気が抜けないところがあります。
正直、警察官である以上仕方のないことだし、最初から分かっていたことでもあります。
ただ、僕はもう少し自由でいたかった。
警察官を辞める決め手ではないですが、「自由さ」という部分がもう少し欲しかったと感じます。
働き方に不満
- 裁量権が小さい
- 三交代勤務が身体的に辛い
○裁量権が小さい
裁量権とは、自分の考えで意思決定する権利のことで、ビジネスシーンでは、本人が意思決定できる範囲を指します。
警察官の仕事は主に、通報があってから駆けつけたり、違反があって取り締まりをするわけです。
何も起きなければ、平和ですからね笑。
とにかく、起きた事案を処理していくといった感じでしょうか、、、。
主体的にというよりは受動的であり、臨機応変な対応が求められます。
自分のペースで仕事が進められず、事案があればやりかけの仕事があっても、休憩中でも関係なく現場に行かないといけません。
この部分がマイペース人間の僕からしたら、結構なストレスでした笑
もっと自由に自分の意思で決めていきたい(働きたい)、、、
これを考えたときに、「裁量権」という部分が自分には必要なのかな思いました。
(調べると、裁量権が大きいほど仕事の”やりがい”を強く感じれるらしい)
「何をそんな甘いことを」そう言われるかもですが、、、笑
正直、階級が上がると裁量権が大きくなるとは思います。最初の3年なんて(どこの会社でも)裁量権がないのが普通です笑
「そこを工夫するのが重要だ」と言われるとそれまでですが、、、😂
僕のいち意見、考えです笑
○三交代勤務が身体的に辛い
三交代というのは「当番・非番・休み」を繰り返すことですが、大雑把にいうと
1日半 勤務して
1日半 休み
という感じです。署や交番、その日起きた事案によっては、残業になったり早く帰れたりと誤差はあります。
そして、1日半ぶっ通して勤務することなんて出来ないわけで、多少仮眠の時間があります。
しかし、その仮眠の時間に事案が入れば、休憩なしです。
一睡もできない時もあります
基本、当番の日は睡眠時間が短いので身体的に辛いです。
ただし、これは地域警察に限っての話です。
※三交代のメリットもあります
休みが多い(他の刑事や交通などの専門分野と比べると)
連続勤務がない(常に「今日頑張れば明日休み」と思える)など
三交代勤務を60歳までやりたくない。(健康面を考えると良くないかな😂)
働き方の部分では、”三交代勤務が嫌”かつ”もっと自分のペースで仕事を進めたい”というワガママな思いがありました笑。
まとめ
僕が警察官を辞めた理由
- 仕事内容に不満(50%)→ やる気が出ない
- 警察官という看板が重荷(30%)→自由に生きたい
- 働き方に不満(20%)→”やりがい”を感じたい
割合でいうとこんな感じです
また、警察官を辞めるなら早め(20代のうち)が良いと思っています。
それについては、別の機会で話します〜。
最後に
転職を考えてる人に向けて、最後に僕の思いを伝えます。
『結局、自分はどうしたいのか』
上記でも述べた「自分の価値観を見つけよう」と似ているんですが
周りの目を気にすることも、他人の意見を聞くことも、しなくていいです。
本を読んだり、周りに相談したとしても答えは見つかりません。(外部に答えはありません)
答えは自分の中にしかないからです。
だから、自分と真剣に向き合ってみてください。
たぶん、ここまで読んで下ったあなたは『考えれる人』です。
僕は、そんなあなたの「考えて選んだ道」を心から応援します。
「人生一度きり」笑。
ありがとうございましたっ